赤ちゃんが欲しいけれど、なかなか授からない…。そのような状況が続いているなら、まずは夫婦それぞれの状態を確認する必要があります。男性の方は、精子の様子を一度チェックしてみましょう。もしかすると、そこに不妊の原因が潜んでいるかもしれません。
とはいえ、病院に行くことに抵抗を感じている方も少なくないはず。「もっと気軽に精子の状態を知りたい」という方は、アプリとキットだけでできる「Seem」でセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、Seemに関する情報や男性の妊活について、詳しくお伝えします!
不妊の原因の約半分は男性にもある
不妊の原因は、必ずしも女性側だけにあるとは限りません。WHOの報告によると、不妊の原因は24%が「男性のみ」、同じく24%が「男女両方」となっています。両者を合わせると48%。つまり不妊に悩んでいるカップルの約半分は、男性にも原因があるのです。
その主な原因として挙げられるのは、精液中に精子がいない、または少ない、精子の質が低い、勃起不全など。精子の状態をチェックすることで、こうした不妊の原因が明らかになる可能性があります。
Seemの特徴
Seemは、気になる精子の状態をセルフチェックできるサービス。その手軽さから、最近では多くの妊活中のカップルに注目されています。では、その特徴をみていきましょう。
・精子の様子を自宅で測定できる
撮影した精子の動画をプログラムで解析し、精子濃度と運動率を測定します。すべて自宅でできるので、検査目的で病院へ行く必要はありません。
・スマホとキットがあればOK
セルフチェックに必要なものは、すべてキットに含まれています。スマホでアプリをインストールすれば、すぐに測定可能。必要な道具を揃える手間がないのは嬉しいですね。
・測定後は基準値と比較できる
結果の数値だけ見ても、その判断基準に迷ってしまいますよね。Seemなら、ご自身の精子濃度や運動率と、WHOの下限基準値を比較することができます。下限基準値は、WHO・ラボマニュアルが定めた精子の状態を表す基準値のこと。基準値を満たさない場合、自然妊娠できる可能性が低いといわれています。
ただし、精子の状態は体調や環境によっても左右されます。何度か測定したデータをもとに、ご自身の傾向を掴みましょう。Seemのキットは再利用できないため、測定ごとに新しいキットを用意してくださいね。
Seemの使い方
Seemの使い方は、とっても簡単。では、その順序をみてみましょう。
1.精液を採取する
まずは、採取用カップに精液をすべて入れましょう。そして15~30分ほど放置し、精液がサラサラ状になるのを待ちます。
2.精液を混ぜる
カップを前後左右に回し、液化した精液をゆっくりと混ぜます。その際、気泡が入らないように注意してください。
3.精液を付着させる
精液を採取棒の先端に付けたら、レンズカバーの切り抜き部分に付着させましょう。カバーの内側に精液が入っていきます。これで撮影の準備が整いました!
4.アプリで撮影する
台紙からレンズと取り外し、スマホのフロントカメラにレンズを装着します。あとは撮影し、判定結果を確認するだけです。
男性の妊活!精子の質を高める方法
精子の質は、運動率や形、精液量などをもとに判断します。質が低下する原因としてよく挙げられるのは、精索の静脈がこぶ状に拡張する精索静脈瘤。これは、男性不妊の約2割が該当しています。
そのほか、性染色体異常による性腺機能不全や、抗がん化学療法による影響であるケースも。しかし、どれも男性不妊のなかでの割合は低いのが現状です。
そして、最も割合が高いのは「原因不明」。男性不妊を抱えている人の約7割は、はっきりとした原因が分かっていません。(https://seem.life/lab/41)
しかし、精子の性質は体調や環境、そして生活習慣によって変化します。今の生活習慣を見直せば、精子の状態を改善できる可能性も!さっそく、以下の行動を意識してみましょう。
・タバコを吸わない
タバコには、精子の質を低下させる有害物質が含まれています。さらに、喫煙すると活性酸素が過剰になり、精子のDNAにダメージが発生するというリスクも。一方で、禁煙の結果、精子の機能が改善したというデータも存在します。子どもを望んでいる方は、禁煙に取り組みましょう。
・アルコールは控えめに
アルコールを過剰に摂取していると、精子の状態が悪化するというデータも示されています。明確な原因は明らかになっていませんが、妊活中のアルコール摂取は控えめにしておきましょう。
・精子の質を高める食事を
糖質・脂質・タンパク質などの栄養素は、精子の質の低下させる原因となるといわれています。反対に、ナッツ類や魚に多く含まれるオメガ-3脂肪酸(DHA+EPA)、海藻や魚介類に多く含まれる亜鉛などは、精子の質をアップさせます。普段の食事で、オメガ-3脂肪酸や亜鉛を積極的に摂り入れましょう。
・適正体重を保つ
BMIが高い方は、精子の運動率が低下しやすいといわれています。また、低すぎると精子の質が悪くなってしまう可能性も。ご自身のBMIを算出し、適正体重を保つよう心がけましょう。
・精巣を温めすぎない
精子を作っている精巣は熱に弱く、熱すぎる環境は精子を作る機能を低下させます。そのため、サウナや長風呂などは控えめに。膝上にノートパソコンを置いた状態での作業も避けましょう。
まとめ
夫婦二人で妊活に取り組めば、パートナーの方もきっと心強いはず。男性の方は、まずご自身の精子の質を確かめることから始めましょう。
たとえ精子の状態が良くなかったとしても、そこで諦める必要はありません。普段の生活習慣を見直せば、精子の質の改善が期待できます。まずは日常のなかで、できることから始めてみましょう。Seemで経過をチェックしながら取り組むと、より効率的に進めることができますよ。