アンダーヘアの処理、どうしていますか?
自分では手入れしにくい部分であるうえ、「痛そう」「そもそもやり方がわからない」など悩む女性は少なくありません。
誰かに聞きたくても、ちょっと聞きにくいアンダーヘアのこと……。
大手企業が調査したアンケート結果を元に、みんなのケア事情やケアが必要な理由などを詳しく紹介します。
みんなどうしてるの?アンダーヘアのケア事情
大手家電メーカーPanasonicがおこなったアンケート調査によると、女性の2人に1人がVIOゾーンに対して何らかのケアをしていることがわかりました。
「V」「I」ゾーンの処理率は、全体の4~5割と高めです。
しかし「O」ゾーンについては3割程度の処理率に留まっています。普及率が低い理由についても調査したところ、「やり方がわからない」という人が大多数。一方、「やり方がわかれば処理をしたい」と考える女性は、全体の8割以上にも及ぶことが判明しました。
VIOゾーンはデリケートな部分なので、ケアとはいえ他の人に見せるのはつい気が引けてしまいますよね。
実際、「V」「I」ゾーンをケアしている人のうち7割は「セルフシェービング」で、脱毛サロンへ行く人の割合は3割程度です。反対に「O」ゾーンは自分では見えにくい部分ということもあり、脱毛サロンでケアする人の割合が高くなっています。
VIOケアが大切な理由
VIOのケアにはいくつものメリットがあります。
「見えない部分だから」とおろそかにせず、見えない部分だからこそ気遣って女子力を上げていきましょう。
自分に自信が持てる
シック・ジャパンがおこなった調査によると、20~40代の女性のうち「自分に自信がない」と回答した割合はおよそ8割。日々の暮らしに追われて、自分自身を見失う女性が多いことがわかりました。
この結果を受けて臨床心理士は、「セルフ・コンパッション」という方法を提唱しています。「セルフ・コンパッション」とは、いわば自分自身を慈しむこと。
忙しいと自分のことは二の次になりがちですが、意識的に自分をケアしてあげれば、自分の価値を再認識してポジティブでいられるのです。
「セルフ・コンパッション」でおすすめの方法は、アンダーヘアの処理。
自分自身がいつでも“きれい”な状態でいられれば、自信につながります。実際、女性の8~9割が、自分に自信を持つために「スキンケア」「除毛ケア」をしているというデータもあるほど。
「セルフ・コンパッション」では、自己肯定感の向上だけではなく、免疫機能回復や抗不安などの効果も期待されています。アンダーヘアの処理をはじめとしたヨニケアを習慣づけて、自分をいたわり、自信につなげていきましょう。
体が清潔に保てる
VIOゾーンは、どうしても蒸れやすい部分です。夏場はもちろん、「生理中は毎回VIOゾーンがかゆくなる」という方も珍しくないでしょう。アンダーヘアを整えれば、通気性が向上し、下着の中はさらっと快適に。蒸れやかゆみを軽減するので、年間を通して快適に過ごせます。
見た目が良い
VIOゾーンを処理していないと、下着から毛がはみ出てしまったり、水着をきれいに着こなせかったりなどファッション上の問題も出てきます。
きれいに形を整えていれば、どのようなシーンでもムダ毛は気になりません。
日常はもちろん、温泉など裸になるときも堂々としていられるでしょう。
ちなみにシック・ジャパンがおこなった調査によると、「アンダーヘアの理想の形」について、8割近くの女性が「逆三角形型」と回答しました。少数ではありますが「丸型」「たまご型」「Iライン型」なども選ばれています。
アンダーヘアも、今はファッション感覚で処理する時代です。見た目の好みや衛生面、手入れのしやすさなどでセレクトするのが良いでしょう。
正しいセルフシェービングのコツ
見えにくく、デリケートなVIOゾーン。きれいに思い通りの形にセルフシェービングするために、いくつかのコツを知っておきましょう。まずは、シェービングの下準備から紹介します。
保湿する
シェーバーでもカミソリでも、デリケートな部分に“刃”をあてることに変わりはありません。
カミソリ負けを防ぐためにも、デリケートゾーンの保湿を習慣づけましょう。
ハサミで毛をある程度カット
毛の長さを短くする場合、剃毛する前に、ハサミで長さを整えておきましょう。下準備を終えたら、いよいよシェービングです。
できれば、皮膚がやわらかくなる入浴後のタイミングがおすすめです。次は、シェービングの手順を見ていきましょう。
①保湿する
普段からの保湿は大切ですが、剃毛する際にも、肌を保護するためワセリンやクリームを塗っておきましょう。
②剃毛
剃毛は、一気にではなく、シェーバー(またはカミソリ)を短く小刻みに動かしながら1本ずつ丁寧に剃るのがポイントです。
毛の流れに沿ってやさしくおこなえば、肌の負担は最小限におさえられ、ケガもしにくくなるでしょう。長さは、指で触れてもチクチクしない程度を目安にしてください。
③剃毛部分のチェック
直接はなかなか見づらいVIOライン。
剃り終わったら、剃り残しがないかどうか入念にチェックしましょう。
手鏡を使えば、見にくい部分も確認できます。
また下着を履いて、はみ出ている毛はないか確認するのもおすすめです。
④洗い流す
剃毛が完了したら、ワセリンやクリームを洗い流してください。
⑤保湿する
きれいに流し終えたら、乳液やローションをつけて保湿します。
できれば、オーガニックタイプや弱酸性のものなど、低刺激のものが良いでしょう。
まとめ
アンダーヘアを処理すると、自分に自信が持てたり、肌が清潔に保てたり、見た目が良くなったりなどさまざまなメリットがあります。またヨニ周りを触ればヨニケアにもなり、女性らしさアップ。コツを押さえながらセルフシェービングして、いつでも「最高」の自分でいてください。