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【婦人科系疾患】女性に多い病気と症状

【婦人科系疾患】女性に多い病気と症状 ヨニケア

生理痛やPMSは、ほとんどの女性が経験します。

「毎月のことだから」とあきらめて薬を服用する方も多いのではないでしょうか。

 

しかし人によっては、重篤な病気の“前触れ”であることも……。

 

この記事では、婦人科系疾患を6つ紹介します。

不調は、体からのSOSです。いつもと違う「なにか」を感じたら、早めに医療機関を受診してください。

 

乳がん

乳がん

乳がんは、転移の可能性が高いがんです。

 

乳がんは遺伝で発症することもあるので、家族で乳がんを発症した方がいるならご注意ください。

また乳腺の疾患を経験していたり、卵巣がんにかかったりした経験がある方も注意が必要です。

 

40代後半~50代が特に発症リスクが高く、発見には定期的な検査が不可欠です。マンモグラフィー・超音波など病院で検査をおこなうこともできますが、自覚症状の有無でチェックする方法もあります。

 

月に1回は、ご自身で乳房の状態を確認してみましょう。

触ってみて、しこりなど硬いものはありませんか?

特にがんが表面近くにある場合、乳房にくぼみができたり、赤く腫れたりします。触診はもちろん、外観の変化も見逃さないようにしましょう。

 

「なぜか腕がずっとしびれている」「腕がむくんでいる」などのお悩みを抱えている方は、乳がんを発症していることがあります。わきや鎖骨などリンパ節にまで転移すると、腕にも症状が出てくるのです。

乳房の違和感や腕の異変があれば、すぐに医療機関にかかりましょう。

 

子宮頸がん

子宮頸がん

子宮頸がんは、すべての女性に発症リスクがあります。

性交渉の際にヒトパピローマウイルス(HPV)に感染したことが原因とされ、最近では20代女性の発症が目立ちます。

 

子宮頸がんにかかっても、初期症状はほとんどありません。そのため、事実を知ったときにはかなり進行している……というケースが大半なのです。

 

多くの場合、おりものを見て初めて異変に気づきます。

おりものが黒ずんでいたり茶色だったりしたら要注意。

人によっては、生理でもないのに出血したり、セックスの際に血が出たり、下腹部痛、腰痛などで発覚するケースもあります。

 

自治体の多くは2年に1度の検診を推奨しているので、検診表が届いたら忘れずに受診しましょう。

 

子宮体がん

子宮体がん

子宮体がんは、ホルモンの影響で発症することが多いとされています。

50代~60代が中心ですが、最近では年齢に関係なく発症することも。

 

子宮体がんにかかった方は、不正出血で気づくことがほとんどです。

おりものに血が混じっている、生理でもないのになぜか微量の出血が……など、ちつが出すサインを見逃さないようにしてください。

また、人によっては骨盤周りの痛みで気づくこともあります。

 

子宮筋腫

子宮筋腫

子宮筋腫は、女性の2~4割が発症するといわれる疾患です。

しかし悪いものではなく、自覚症状がない場合は自然と治癒することも。

 

治療をおこなうこともできますが、その場合、患者の症状・年齢・出産希望の有無などで方法が検討されます。たとえば自覚症状がある場合は薬物療法、摘出希望の場合は手術……といった具合です。

 

レバーのように大きくどろっとした血の塊が出たり、月経量が増加したりなど「血」に関するトラブルをはじめ、人によっては腰痛、便秘、頻尿などの症状で現れることもあります。

 

子宮内膜症

子宮内膜症

子宮内膜症は、症状に個人差が大きい疾患です。

たとえばまったく自覚症状のない人もいれば、手術になるほどに重篤な症状になるケースも少なくありません。

 

ほとんどの場合は、生理中の異変で発覚します。はじめは通常の下腹部痛だったものが、だんだん症状が重くなり、さらには嘔吐、頭痛、下痢、発熱なども加わるように……。

 

子宮内膜症にかかりやすいのは、「生理期間が1週間以上」かつ「生理周期が短い」方といわれています。特に20~40代女性に多い傾向があるので、生理中になにか異変を感じたらお気を付けください。

 

子宮内膜症を放置していると、不妊体質になるともいわれています。自覚症状があったら、将来のためにも早めに受診しましょう。

 

更年期障害

更年期障害

更年期障害は、閉経の前後で発症しやすいのが特徴です。

閉経を経験するのは、およそ50歳。そのため45~55歳くらいの10年間は、“更年期障害と付き合う期間“といっても過言ではないでしょう。

 

イライラやうつなどメンタル面をはじめ、腰痛・湿疹・肩こりなど全身症状として現れることもあります。

女性なら誰でも経験する可能性がありますが、特に生理にまつわる気になる症状がある方や(PMSや生理不順など)、ストレスを溜めがちな方、生活サイクルが不規則な方も注意が必要です。

 

更年期障害の厄介なところは、家族や知人など人間関係にまで影響が出かねないこと。「最近いつもピリピリしているな」と思われたとしても、それが更年期症状によるものなのかが判別しにくいのです。

本人自身も、自分ではコントロールできない感情に振り回されて疲労困憊……ということも。

 

医療機関では、更年期障害を診断できます。

ホルモンや血液の状態を検査することで、更年期障害をはじめ、高血圧症、甲状腺機能障害、メニエール病など他の病気を発見できることもあります。

 

出血などあきらかな異変が起こらない分、メンタルや全身の不調を感じたら早めに医療機関に相談しましょう。

 

まとめ

婦人科系疾患にはいくつもの種類があります。

 

発症を予防するには、日ごろからのヨニケアが大切。

 

ヨニケアで女性機能を向上させれば、乳がん、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害など婦人科系疾患とは無縁の生活も夢ではないでしょう。

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