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【介護への備え】アンダーヘア事情&ヨニケア事情

【介護への備え】アンダーヘア事情&ヨニケア事情 ヨニケア

高齢化社会といわれる日本。
高齢の方は要介護となるケースが多く、そのうち4人に3人は「下の世話」も必要といわれています。

介護する人・介護される人がどちらも気持ちよく過ごすためには、アンダーへアの処理が不可欠です。
介護におけるアンダーヘア事情を知り、「万が一」のために今から対策をしておきましょう。

 

1.介護される側になったとき、ヨニ周りのケアはマナー

介護される側になったとき、ヨニ周りのケアはマナー

介護を受ける方で、おむつを着用しているケースは少なくありません。
おむつの中に糞尿が溜まっていくので、おむつの内側はいつもベトベト。アンダーヘアにも糞尿がこびりつくので、家族や介護士はまずアンダーヘアの汚れを拭き取ることから始めなければなりません。

お湯を染み込ませたタオルで、優しく丁寧に、何度も。
この作業を、おむつ交換のたびにおこなう必要があります。

また、排泄物が原因でデリケートゾーンに炎症やかゆみを招くケースも目立ちます。ヨニ周りを快適に保つためにも、糞尿が付着するアンダーヘアはあらかじめ処理するに越したことはないでしょう。

介助者の負担を少しでも減らすためにも、ご自身の衛生のためにも、アンダーヘアはなくすのが一番です。
いつか介護される側になったときのことを考えて、VIO周りの毛は早めに処理しておきましょう。

 

2.多くの女性がはじめてる!「介護脱毛」

多くの女性がはじめてる!「介護脱毛」

「介護脱毛」は、40~50代の女性を中心に急速にニーズが高まっています。
介護が必要になってからでは脱毛に通えないので、元気で動けるうちに処理をしておくのです。

介護脱毛をすることで、介助者の負担は大きく軽減されます。
事実、皮膚科がおこなったアンケートによると、介助者の70.3%が『アンダーヘアがあると排泄介助がしにくい』と回答。「ちぢれ毛に汚れが絡んで取りづらい」「毛が密集しているとその内側の皮膚の状態が見にくい」など、多くの介助者がアンダーヘアの存在を不便に感じていることがわかりました。

アンダーヘアを処理しておけば、介助者の負担が大きく緩和されます。
不衛生が原因で炎症やかゆみを引き起こすこともないので、自他ともに大きなメリットがあるといえるでしょう。

介護脱毛を考えているなら、VIOゾーンを集中的におこないましょう。
永久脱毛なら、処置した毛はもう生えてきません。
しかし「つるつるになりすぎてしまうと温泉などに行った時に恥ずかしい」と感じるようなら、専門のクリニックやサロンにご相談ください。
人気のデザインを紹介することもできますし、一人ひとりの毛質を見ながら最適な形の提案も可能です。
目安として、介護でもっとも気になる無駄毛の部位は「Iライン」といわれています。「Iラインはきれいに処理して、Vラインは少しだけ残す」など、カウンセリング時に相談してみましょう。

 

3.骨盤底筋の衰えが、尿漏れや骨盤臓器脱の原因に

骨盤底筋の衰えが、尿漏れや骨盤臓器脱の原因に

介護が必要な年齢になってくると、「尿漏れ」を経験する方も目立ってきます。
尿漏れの症状は、主に「腹圧性尿失禁」「切迫性尿失禁」の2種類。
くしゃみなど何かの拍子に尿漏れするなら「腹圧性尿失禁」、トイレに間に合わずに漏らしてしまうなら「切迫性尿失禁」に該当します。

どちらも骨盤底筋の老化が原因ですが、加齢によるホルモン減少も影響しているといわれています。

尿漏れを自覚している方で、下腹部が「ぽっこり」している方はさらに要注意。
骨盤底筋だけではなく腹横筋まで弱くなっているため、「骨盤臓器脱」という病気を招くリスクがあります。

骨盤臓器脱とは、膀胱、子宮、直腸など、ちつから臓器が出てきてしまう病気です。
しかし骨盤臓器脱には、「骨盤臓器下垂」という前兆があります。
骨盤臓器下垂とは、ちつの内側に出っ張りができる病気。体全体の筋力が下がってくると、内臓を支える力も弱くなります。つまり出っ張りができたら、内蔵が垂れ下がっているサインなのです。
これを放置すると、いよいよ「骨盤臓器脱」として内臓が体外に出てしまうのでご注意ください。

骨盤臓器脱は、介護者が下の世話をしているときに気づくケースがほとんどです。
特に介護士など高齢者の介護を日常的におこなう方にとっては、骨盤臓器脱の女性は決して珍しくありません。
手袋をはめて臓器を体内に押し戻し、そのまま何事もなかったかのように介護を再開するのです。

尿漏れや骨盤臓器脱を引き起こさないためには、日ごろからのケアが大切です。
詳しくは次の章で紹介します。

 

4.今の内からヨニ・骨盤周りのケアを!

今の内からヨニ・骨盤周りのケアを!

要介護状態になることはもちろん、筋力の低下によって思わぬ病気を発症しないためにも、元気に動ける今のうちからヨニや骨盤周りのケアを習慣づけましょう。

おすすめの方法は、「洗浄」「マッサージ」「トレーニング」の3つです。

・洗浄:入浴の際、デリケートゾーン全体を丁寧に洗う習慣をつけましょう。週のうち1~2回は鏡を見ながらおこなうのがベストです。ボディーソープは使わず、大陰唇や小陰唇をかきわけながら、手とお湯でやさしく洗ってください。なお、洗い上がりには保湿をお忘れなく。

・マッサージ:ちつの中や外陰部をやさしくマッサージしてください。女性ホルモンが活性化するので、更年期やPMSなどの不調改善が期待できます。欧米では広く知られている方法ですが、ちつの中には無理して指を入れなくても構いません。

・トレーニング:仰向けになり、膝を曲げます。そのまま下半身全体を締めるよう意識しながら、力を入れていきましょう。1分経過したら、力を抜いてリラックス。これを1分サイクルで10回おこないます。
(参考:ユニ・チャーム)
https://jp.lifree.com/ja/urine-leakage/training.html#nyoumore_training_basic

また、ヨガにも骨盤底筋を鍛えられるポーズがあります。たとえば、「杖のポーズ」「猫の伸びのポーズ」「橋のポーズ」「下向きの犬のポーズ」など。無理のない体勢でできるポーズを見つけて、ぜひ実践してみてください。
(参考:ヨガジャーナル)
https://yogajournal.jp/4663

 

まとめ

ヨニケアは、介護される側のマナーです。
VIO脱毛などでアンダーヘアをきれいに処理すれば、介助者の負担が軽減されます。万が一おむつの生活になっても、アンダーケアがなければ糞尿がこびりつかないのでヨニ周りを衛生的に保てるでしょう。

また、普段からヨニや骨盤周りを鍛えれば、思わぬ病気の発症を予防できます。

介護脱毛と普段からのヨニケアで、笑顔あふれる老後を迎えましょう。

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