デリケートゾーンの悩みで多い「吹き出物」なぜできる?
デリケートゾーンの悩みの上位を占める「吹き出物」。
吹き出物ができると、下着や生理用品との擦れることで痛みが出たり、炎症が悪化して化膿してしまうこともあります。
デリケートゾーンに吹き出物ができやすい理由について解説します。
デリケートゾーンは蒸れやすく雑菌が繁殖しやすい
下着の締めつけやストッキングの着用などにより、デリケートゾーンは蒸れやすいのです。
また、長時間座った状態でいる場合も、蒸れがひどくなります。
生理中は、経血により湿った状態で、ナプキンを使いますので、蒸れやすいのに加え、皮膚への刺激もあり、雑菌が繁殖しやすくなるのです。
デリケートゾーンには、毛がたくさん生えている人が多いものですので、毛を処理しないでいると蒸れやすくなります。
また、手や足、顔などの皮膚と、わきの下やデリケートゾーンの皮膚は造りが違います。
汗を出す、汗腺には、エクリン腺とアポクリン汗腺の2種類があり、わきの下やデリケートゾーンの皮膚には、アポクリン汗腺が多いです。
アポクリン汗腺は、毛穴の中にあり、汗を分泌します。
毛穴から汗が出るときには、毛穴から分泌される皮脂や汚れも汗と一緒に出てくるのです。
皮脂や汚れを含んだ汗がでやすく、においの原因になったり、雑菌の繁殖がしやすい環境になったりします。
吹き出物によく似た毛嚢炎も起こしやすいのです。
毛嚢炎とは、毛包炎とも呼ばれます。
毛の根本にある毛根を包んでいる毛嚢や毛包という部分に起きる炎症です。
毛包部にできた小さな傷に細菌感染が起きて、赤くなったり、腫れたり、痛みが出たりします。
ひどくなると痛みが強くなり、化膿してしまうこともあるので注意が必要です。
もし、吹き出物ができたら、毛のある部分にできていないか確認しましょう。
毛の生えている部分に吹き出物ができていたら、毛嚢炎、毛包炎の可能性があります。
治療としては、毛嚢炎のできたところを清潔にし、刺激を避け、抗生物質の含まれた軟膏を塗るという方法をとることが多いです。
成分表示をよく確認して、ステロイド入りの軟膏は使わないようにしましょう。
アンダーヘアの処理によるダメージを受けやすい
アンダーヘアの処理をカミソリで行う人は、要注意です。
カミソリは、デリケートゾーンの薄い皮膚を傷つけやすく、毛穴を痛めやすくなります。
皮膚を傷つけたり、毛穴を痛めたりすると、そこから雑菌が繁殖し、吹き出物や毛嚢炎の原因となるのです。
デリケートゾーンの吹き出物を早く治す方法
デリケートゾーンの吹き出物を早く治す方法について、解説します。
抗生剤の軟膏を塗る
デリケートゾーンの吹き出物を早く治したいときには、やはり軟膏を使うことが効果的です。
ただし、デリケートゾーンは皮膚がうすく、ステロイド剤を含む軟膏を使うと吸収率が高すぎて体に良くないことと、性器ヘルペスやカンジダなどによるものであった場合、症状が悪化することがあるので注意が必要です。
婦人科を受診して、症状にあった軟膏を処方してもらうのが一番よいですが、難しい場合は、市販の抗生剤を含んだ軟膏でステロイド剤が入っていないものを購入して塗るのがよいでしょう。
ただし、数日様子を見てもよくならなかったり、化膿したり、痛みが出たりする場合には、吹き出物ではなく、違う病気の可能性があります。
速やかに婦人科でみてもらいましょう。
デリケートゾーンの通気をよくする
パンティストッキングではなく、膝までのストッキングやパンプス内におさまるフットカバーをはくことで、デリケートゾーンが蒸れにくくなります。
また、長時間座りっぱなしにならないよう、こまめに席を立つなどの工夫も必要です。
ハニカム構造になっている通気性のよいクッションを使ったり、い草でできた座布団を使ったりすると、長時間座りっぱなしの人も蒸れにくくなります。
生理中はこまめにナプキンを変える
生理中はとても蒸れやすくなります。
また、経血が皮膚に触れて、雑菌が繁殖しやすく、デリケートゾーンの皮膚のかぶれや吹き出物ができやすくなるので注意が必要です。
生理中は、できるだけトイレに行くたびにナプキンを交換しましょう。
タンポンや月経カップを使うと、経血が漏れて皮膚に触れる量が減るため、デリケートゾーンの皮膚への負担が減り、吹き出物ができにくくなります。
アンダーヘアの処理をおやすみする
アンダーヘアの処理は、皮膚へ負担をかけます。
吹き出物ができているときには、おやすみしましょう。
チクチクして刺激になる場合だけは、やむを得ないですが、デリケートゾーン専用のシェーバーを使うなどして皮膚への負担を減らします。
カミソリや毛抜きを使うのはやめましょう。
吹き出物が治ってから、VIO脱毛をするとアンダーヘアによる蒸れを予防できますのでおすすめです。
入浴時にデリケートゾーンをキレイに洗う
デリケートゾーンを清潔に正しく洗うことは、吹き出物ができているときにも効果的です。
入浴時に、デリケートゾーン専用のボディソープを使って、やさしく洗いましょう。
デリケートゾーンの皮膚は、まぶたより薄く繊細です。
カラダを洗うボディソープでは、しみたり、赤くなってしまったり、ヒリヒリしたりします。
1日1回、丁寧に洗えば十分です。
膣には自浄作用がありますので、膣の中は洗ってはいけません。
デリケートゾーンの皮膚や粘膜をやさしく洗い、ぬるま湯でよく流しましょう。
デリケートゾーンを大切にケアすること=ヨニケア
デリケートゾーンは、恥ずかしいもの、口にしてはいけないものとして扱われてきました。
でも、文字通り、デリケートでとても敏感な場所です。
妊娠や出産という女性特有のカラダの働きをするときにも、重要な役割を果たすとても大切な場所とも言えるでしょう。
デリケートゾーン専用のボディウォッシュもさまざまな種類があります。
選ぶときのポイントは以下のとおりです。
・乾燥を防ぐ保湿成分が含まれていて、肌に潤いを与えるもの
・きめの細かい泡立ちで恥垢や皮脂などのデリケートゾーンの汚れを落とせるもの
・敏感な部分につかってもヒリヒリしたり、しみたりしない低刺激のもの
・香りのよいもの
これらすべてを満たすボディウォッシュとして、YONIIエッセンスウォッシュがあります。
YONIIエッセンスウォッシュは、以下の成分が含まれています。
・お肌に寄り添う保湿成分:シャクヤク根エキス、ピタヤ果実エキス、モモ葉エキスなど
・リラックスできる香り成分:ニオイテンジクアオイ油、ベルガモット果実油、ティーツリー葉油
保湿成分がたっぷり入っていますので、乾きによるかゆみなどの不快感を防ぎます。
保湿しながらも、きめ細やかな泡立ちでデリケートゾーンを清潔にすることができるのです。
刺激が強くありませんので、敏感な生理中でも使えます。
これに加え、リラックスできる香り成分が入っていますので、精神的に不安定になりやすい女性のココロもケアすることができるのです。
デリケートゾーンのことをサンスクリット語で「ヨニ」と言います。
もっと身近に親しみ、大切にしたいという想いから「YONII(ヨニ)」という名前をつけているのです。
ヨニは、脱毛でいうVIOエリアのことで、粘膜以外の場所を意味します。
この部分のケアを「ヨニケア」と名付けています。
日本の女性たちに「ヨニケア」の習慣が広がり、生理のときや妊娠中、更年期など女性のライフサイクル全体で女性がより快適に過ごすことができるようになることが理想でしょう。
デリケートゾーンの吹き出物を予防するにはヨニを大切にする習慣がカギ
デリケートゾーンは、下着などの締め付けや生理の経血、ナプキンや下着の刺激などにより、吹き出物ができやすい環境になっています。
デリケートゾーンの吹き出物を予防するためには、「ヨニケア」を習慣にして、デリケートゾーン専用のボディウォッシュで1日1回デリケートゾーンを清潔にすることが大切です。
もし吹き出物ができてしまったら、放置せずに、ご紹介した方法でケアしましょう。
デリケートゾーンである「ヨニ」を日ごろから大切にすることで、吹き出物も予防することができます。