生理・PMS

PMSとは?生理前にイライラする理由

PMSとは?生理前にイライラする理由 生理

女性の8割が悩んでいる!?PMSって何?

女性の8割が悩んでいる!?PMSって何?

女性の社会進出や役割の変化に伴い、心理的、社会的ストレスは増大していて、心身症として取り扱うべき女性特有の身体疾患の割合は、とても増えています。

その中でもPMSは、心身医学的配慮の必要な代表的なな疾患として挙げられています。
日本では生理のある女性の70〜80%がPMSのいずれかの症状を持ち、そのうちの5.4%が生活に支障があると言われています。

PMSとは別名、月経前症候群といいます。
その名の通り生理前の3〜10日間くらい続く身体的あるいは精神的な症状です。生理が始まりますと軽快して消滅するのが特徴です。

うつ病や精神的な疾患とも混同されやすく、身体的な症状も、PMSではない人でも生理前に出現するので慎重な見極めが必要です。

PMSは、まだ男性の認知度が低くPMSについて知っていると答えた男性は、わずか12.6%です。
まだまだ男性にはPMSに対する理解が進んでいないのが現実です。

 

PMSはなぜ起こるの?

PMSはなぜ起こるの?

生理と関係があることは判りましたが、PMSとはいったいどういうメカニズムで起きているのでしょうか?
実ははっきりした原因はまだ解明されていません。

 

人によって様々な症状があるPMSですが一説によれば、排卵の後に生じる女性ホルモン量の変化に関係があるようです。
具体的には、排卵後は女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが分泌されますが
そのバランスが変わりプロゲステロンが多くなります。

プロゲステロンは妊娠継続に関わるホルモンでカラダに水分を溜め込みやすくしたり体温をあげたりします。また食事や生活習慣、ビタミンB6不足が関わっているとも言われています。

実にさまざまな要因でPMSは引き起こされるといわれています。

 

PMSで起こりがちな症状

PMSで起こりがちな症状

次にPMSで起こりやすい症状を説明します。
精神的な症状としては、情緒不安定(気分の落ち込み)イライラ、抗うつ、不安、眠気、集中力低下、睡眠障害など

自律神経症状としては、のぼせ、食欲不振、過食、めまい、倦怠感など

身体の症状としては、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなど。

具体的な例えでご説明しますと、イライラしすぎて身近にな人に当たり散らしてしまい、職場や家族の人間関係が悪くなってしまったり、また、自己評価が下がり、どうしてこんなにダメなのだろう?と落ち込んでしまって日常生活に影響をきたしてしまいます。

めまいや倦怠感が強くでて仕事や学校に行けなくなる人もいます。
症状の種類や程度、期間などに個人差が大きいのが特徴です。

いずれも、共通しているのは生理開始とともに症状が軽快もしくは消失していくことです。

 

ひどいPMSはPMDDかも?

ひどいPMSはPMDDかも?

あまりに酷いと感じるPMSの症状が出現したり精神症状が強くて生活に支障をきたす場合は、PMSではなく PMDD(月経前不快気分障害)の可能性があります。

こちらは抗うつ剤が処方されるくらい深刻な疾患で激しく落ち込んだり涙が止まらなくなることも。また他者に対して攻撃的になりパニックになることもあります。

感情のコントロールが効かなくなるので「何かおかしい」と感じたら専門家の診断を仰いでください。

受診する科ですがPMDDの治療実績のある婦人科、精神科、心療内科が良いでしょう。

PMDDの女性専門外来がある心療内科もありますのでしっかりとしたカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

PMSを和らげるための3つの方法

PMSを和らげるための3つの方法

PMSを和らげる方法があります。
大切な3つをお話しさせていただきます。

1.まずは『食事の知識』です。

食べる物の選び方、料理方法の仕方などでPMSの改善に繋がります。

まずは血糖値を急激に上げすぎない食事です。イライラを防ぎ感情が安定します。
・ゆっくりと消化される豆類、芋類などの複合炭水化物を食べる。
・1日4〜6回くらいに小分けに食べる。

ホルモンのバランスを整える食品を食べます。
神経を落ち着かせてリラックスできます。
・ビタミンB6、カルシウム、マグネシウムが含まれているカツオ、レバー、ナッツ類、海藻類を積極的に摂取する。
・植物性エストロゲンとも呼ばれている豆腐、

豆乳、納豆などのイソフラボンを摂取する。
・神経伝達物質の含まれているビタミンEを多く含むブロッコリーやアーモンドなどを摂取する。また、ビタミンEは利尿作用もあります。
利尿を促すことで代謝を促進させむくみを防ぐ働きがあります。

2.PMSには『軽い運動』も効果的です。

PMSのときには気持ちが落ち込んだり体調不良を感じるので塞ぎ込んでじっとしていることが多いと思います。

無理をする必要はありませんが軽く身体を動かすことで案外、気分転換となりPMSが軽減することに繋がります。
ここに手軽にできる簡単な運動をご紹介します。

・ストレッチをすることで身体に負担のかかっている余分な力を抜いて肩こり頭痛を軽減させることができます。
身体全体をゆっくりと伸ばしてほぐしてあげましょう。

・ヨガもとても良いです。
最近ではホルモンバランスを整えたりアロマを併用して精神を落ち着かせたりできるPMSの症状改善に役立つヨガのコースがあります。
専門の先生のアドバイスがあれば尚、心強いですね。

・散歩は手軽に出来て気分転換に最高です。
外に出て歩くだけで視覚的にもいろいろな情報が入ってきます。お気に入りの公園や買い物なども歩いて出かけると心も軽やかになりますのでおすすめです。

・深呼吸
動く気力がなくても大丈夫。深呼吸をしてリラックスしましょう。
深く息を吸い込んでゆっくりゆっくりと吐きだすことで腹筋も使われますし何よりも、身体の奥からスッキリとします。
目を閉じて大自然の中を想像しながらの深呼吸も効果的です。

・効果的なお薬もあります。
PMSになったときには食事や運動で改善を図るのと合わせて医薬品を上手く利用して症状の改善を目的とするのも効果的です。

ビタミンB群やミネラルのサプリ、ブラックコホシュなどのハーブ、イソフラボン食品、エクオールなどのサプリメントもあります。

また低用量ピルや漢方薬もありますので、薬局薬店でカウンセリングを受けて自分に合ったものを選んで頂いたり病院への受診で処方してもらうのをおすすめします。

女性を楽しく、楽に
女性を楽しく、楽に
タイトルとURLをコピーしました

キーワードから探すKeyword

ヨニケア生理用品出産子宮内膜症アロマココロの症状望まない妊娠リングケア方法ヨガ性感染症おりもの食事妊娠初期のサイン避妊の失敗リューブゼリーちつトレーニングセックスにおいリラクセーション妊娠検査薬緊急避妊薬うるおい不足女性ホルモン介護妊活かぶれ呼吸法人工妊娠中絶レイプ基礎体温乾燥アンダーヘア排便吹き出物生理の量が多い予期せぬ妊娠ピルホルモンバランス婦人科系疾患VIO脱毛排尿蒸れ頻発月経避妊メンタルタイミング法病気介護脱毛パタハラ月経カップ過多月経低用量ピル更年期の治療マタニティーブルーうるおいニオイ産休YONII更年期の症状ミニピルココロとカラダの症状サポート骨盤かゆみ育休生理用ショーツカウンセリング女性更年期の働き方婦人科疾患骨盤底筋フェムテックアンチエイジング吸水ショーツ運動育児検査30歳代以上生活習慣妊娠むくみデリケートゾーン治療仕事と家庭の両立自宅でできる検査生理更年期頭痛ボディソープ漢方妊娠中の働き方更年期の検査PMS生理不順貧血デリケートゾーン専用ボディソープホルモン補充療法生理前妊娠検査イライラPMDD性教育食べ物スソワキガ更年期障害の治療うつ女性ホルモン検査生理・PMS働き方プライベートゾーン乳がん生理がこない更年期障害妊娠超初期ファムテック生理痛労働基準法子育て子宮筋腫セルフケア心療内科・精神科妊娠の徴候性交痛